J-STAGE公開のメリット~投稿審査のその後~

2021/08/31|ブログ

こんにちは!サポート担当の小川です。
8月も終わりますがまだまだ残暑が厳しいですね。弊社では新型コロナウイルスの感染症対策としてテレワークを継続しているため、日中外に出なくて良いのはありがたいのですが運動不足が目下の悩みです。。。

さて、本日はJ-STAGEで論文を公開するメリットについてご紹介したいと思います。

Editorial Manager®(以下EM)は論文の投稿・審査システムですが、採択となった論文はその後出版工程を経て公開されることになります。その公開先として是非ご活用いただきたいのがJ-STAGEです。
かなり基本的な内容となりますので、既にJ-STAGEでジャーナルを公開中の学会様(または学協会様)にとってはご存じの内容が多いかと思います。「J-STAGEって何?」「公開するとどんなメリットがあるの?」という方は是非ご参考にしていただけますと幸いです。

J-STAGEとは?

J-STAGE(正式名称:科学技術情報発信・流通総合システム)は、国立研究開発法人科学技術振興機構 (JST) が運営する電子ジャーナルのプラットフォームです。情報の迅速な流通と国際情報発信力の強化、オープンアクセスの推進を目的としており、2021年8月27日現在で3,348誌、5,268,021記事が公開されています。

なお、日本でEMをご利用中のジャーナルの約90%がJ-STAGEに公開しています。

 

【J-STAGE トップ画面】

 

J-STAGEで公開するメリット

J-STAGEで論文を公開することでどんなメリットがあるのか、3点にまとめてご紹介いたします。

1.無料で公開・閲覧できる

紙媒体での発行や自前サイトでの公開には印刷費・サーバー代などの費用が発生しますが、J-STAGEでの公開にあたって費用はかかりません。

公開方法は誰でも無料でアクセスできる「フリーアクセス」「オープンアクセス」と、IPアドレスまたはパスワードによる認証をおこない閲覧する「認証付きアクセス」から選択することができますが、約95%がフリーアクセスまたはオープンアクセスとして公開しているため、利用者は気軽に論文を閲覧することができます。

フリーアクセスとオープンアクセスの違いについてはこちらの記事を参考にしてください。

2.論文が発見されやすくなる

J-STAGEは世界中の様々なサービスと連携しています。自社サイトのみでPDF公開する場合と違って、J-STAGEに公開するだけで他のデータベースへリンクすることができるので、論文が発見される機会が大幅に向上します。また、J-STAGEではPDFに比べて流通性・発見性に優れたHTML形式で公開することもできます。HTML形式で公開すると、Googleなどの検索エンジンでヒットしやすくなるだけでなく、スマートフォンやタブレットで閲覧したときに見た目が最適化されるなどのメリットがあります。さらにChromeなどのブラウザで画面翻訳することもできるので、国内外問わず多くの方に閲覧してもらうことができます。

 

3.DOIを自動的に付与してもらえる

DOI(Digital Object Identifier)とは、Web上で公開しているコンテンツに付与される国際的な識別子です。J-STAGEに公開することで、各論文に自動でDOIを付与することができます。Web上で公開するにはリンク切れせず常にアクセスできることが重要になりますが、DOIを用いてURLとして使用できるためコンテンツへの恒久的なアクセスが保障されます。

 

さいごに

今回はJ-STAGEの基本のキについてご紹介させていただきました。EMは投稿審査システムですが、著者やジャーナルの価値向上のためにはどういった形で公開するかも非常に重要です。おまけのご紹介となりますが、今回「2.論文が発見されやすくなる」で挙げたHTML公開については、弊社でも「ジャーナル公開支援サービス」をご提供しております。J-STAGEでの「全文HTML公開」に対応したXMLデータの作成支援をしておりますので、もしご興味をお持ちいただけましたらお気軽にお問い合わせください。

 

今後もこのブログでは学協会さまにお役立ていただけるような情報を公開してまいります。それでは次の記事でお会いしましょう!